ロスアルトスでは、以前から親がボランティアで子ども達を教えているが...

シリコンバレー人海戦術 教育予算削減、地域が支え」という記事によると、

 米グーグルやアップルといったハイテク企業が本拠を置き、スタンフォード大学を頂点に起業家を輩出してきた米西海岸のシリコンバレー。教育熱心なこの地域が自治体の財政悪化に伴う予算削減に揺れている。図書室の閉鎖や体育、芸術の授業中止に追い込まれる学校も出る中、保護者の寄付やボランティアで教育環境を自ら守る取り組みが始まっている。

 3月4日朝、ロスアルトス市オークアベニュー小学校。アップル本社のあるクパチーノ市から車で15分ほどの閑静な住宅地にある全校児童463人の公立小学校の校庭で、多目的室に30人ほどの保護者が集まりPTAの会合が始まった。

とのこと。ロスアルトス市オークアベニュー小学校といえば、全米でもトップクラスの人気校で、この学区の住居費は格段に高い。冬場はよく霧に包まれるが、静かで、近くには公園もたくさんあることから、抜群の環境である。

一般にカリフォルニアの公立の学校は、学費はほぼ無料。ただし、人気の学校には親がたくさんの寄付をしている。ファンドレイズのためのイベントはしょっちゅう開催されている。

この記事では、いまさらながらにボランティアで親が子ども達に教えるという話が書かれているが、この学校に通う子どもを持つ親である知り合いから話を聞いた話によると、親がこぞってボランティアを引き受けるらしい。また、夏休みの宿題こそ親の腕比べ。半導体搭載のロボットなどお手のものらしい。

日本ではどうだろう?大阪教育大学附属池田小学校に男が乱入して子どもを殺害するという不幸な事件が起こって以来、一般の保護者も立ち入りを制限する学校が多い。ボランティアも、安かろう悪かろうの世界。カリフォルニアのロスアルトスとは大違いである。

頑張っている先生もいると思うが、日本の教育現場は崩壊しているという。給食費を払わない親がいたり、モンスター・ペアレントと呼ばれる親もめずらしくないらしい。

初等教育は日本のほうがいいと言われていたが、果たして本当にそうだろうか?今、この記事を見て、ふと、日本の置かれている教育の状況を振り返り、少し不安になった。

にほんブログ村 子育てブログ パパの育児へ←他のパパ育児ブログもチェック〜♪